ウルトラマーケット閉館について

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記者会見
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表現者コメント-4

「一緒にやろう」そんな言葉を、とある今は無くなってしまった劇場でかけられた気がする。まだまだ駆け出しの僕たちには夢のような話だった。鉄の扉が音を立てて開き、のちにウルトラマーケットとなるその場所へ初めて立ち入ったとき、「ひみつ基地だ!」と思った。何かをひっそりとしまっておく場所ではなく、ここから何かとんでもなく凄いものが飛び出してくる!そんな場所。時代も空間も軽く飛び越えいろんな姿を見せてくれる変幻自在なこの場所は、もはや僕のなかの「ひみつ基地」ではない。様々な人達が集まる「みんなの基地」となり拡がりをみせている。そこにひみつを失う寂しさは微塵もない。が、まだまだ拡がる無限の可能性が潰えることがあるならばそれは本当に寂しい。

丸山英彦(デス電 座長)

 

大道具倉庫として、たたき場とした、そして劇場としてこの5年間、私達もウルトラマーケットを利用してきました。ここまで紆余曲折ありましたが、大阪城の人達が一緒にやっていきましょうと目の前で言って下さったことで、これからはもっと自分達も力を合わせて頑張っていかなければならないという思いでやってきました。その思いと頑張りが、あまりにも突然否定された気持ちです。南河内万歳一座さん始め、表現者と小劇場に関わる沢山の方々の力が集まり実現してきた場がなくなってしまう事は、辛く悲しい限りです。このままでは駄目です!何とかしなければ!


池田祐佳理(劇団Ugly duckling 代表)

 

 

もともとは他の用途で作られた建物のはずなのに、改装され、創意工夫と情熱が注ぎ込まれ、公演を打ち続けることで独自の味わいもった劇空間へと変容してゆく・・小劇場にはそんな魅力があると思います。そして、そんなプロセスに惹かれるからこそ多くの人たちが集うのだと。ウルトラマーケットもそんな大切な劇場の一つとして在りました。相次ぐ劇場閉鎖問題の中から生まれ、いくつもの公演を重ね、舞台美術の倉庫や製作場、稽古場として活用されてきたにもかかわらず、このたび閉館となったことが本当に残念でなりません。今はただ、ウルトラマーケットという劇場から頂いた出会いに感謝し、大切にしてゆこうと思います。  

高橋恵(虚空旅団)

ウルトラマーケットが無くなる!?本当なのでしょうか?それと同時に、またかぁって感じです。お芝居を創る上で、本当にいい場所が無くなっていく。ウルトラマーケットは、道具を制作する上でも広いし、劇場としても広い場所。そう言う場所はホントに無いと思います。本当にいい場所が無くなると、関西で皆お芝居創らなくなるんじゃないでしょうか?皆、東京流出?文化発展どころじゃ無いんじゃないでしょうか。やっぱり場所って、大事だと思います。

友田博幸(俳優 ピッコロ演劇学校卒業)


演劇集団よろずやは当初より倉庫を使わせていただいておりましたが、昨年ようやく初めてウルマでの公演が実現しました。それまでの五年間はこの場所を本拠地とできるよう、この場所で続けていくための体力を養い芝居作りを模索した期間でした。今回の事は倉庫、タタキ場、そして劇場という空間を失うだけにとどまらず関係者やお客さん、関わった全ての人が積み上げ蓄えてきた思いを失い、今後蓄積されるはずだった可能性も全て失う事になると思います。それは人の死と近いものがあるのではないでしょうか。
行き場のない想いだけを抱えて我々は芝居を続けていくしかありません。

寺田夢酔(演劇集団よろずや 主宰)

 

ご無沙汰しております。サカイです。え、ウルトラマーケットなくなるんですか?くそったれ。思わず汚い言葉を使ってしまい失礼いたしました。でも、もう一度だけ。くそったれ。
難波のど真ん中に建ったどでかいテントの客席で、頭の上を通り過ぎるどでかいクジラを見上げたのが、僕の演劇の原風景。劇場が生まれれば街の風景が歪む。見慣れたビルや路地裏が妖しく輝き出す。その魅力にとりつかれて今も僕は演劇をやり続けているんだと思います。
ウルトラマーケットが消される。街はまたほんの少しつまらなくなる。だから今度は、僕が。街のどかに新しい劇場を産み落とそう。これは宣戦布告。いつか、必ず。

サカイヒロト(劇作家・映像作家・美術作家 WI’RE主宰

私たちはかつてウルトラマーケットにいた。ウルトラマーケットがなくなる。この事件の大きさは痛いほどわかる。関西小劇場に必要なものは拠点だ。それはみんなわかっている。わかっているんだ。残念だ。

森下亮(クロムモリブデン

様々な機能と未来を備えたウルトラマーケットは、関西小劇場の中心にあり、これからもっともっと多くの劇団が盛り上げていく場所であると期待していました。今後ウルトラマーケットで生まれるかもしれない名作が、その可能性ごと潰されてしまうことが残念でなりません。またひとつ重要な文化発信基地が失われていくことが、関西小劇場全体の士気の低下や、若手劇団の負担に繋がらないことを願います。

横山拓也(売込隊ビーム)